着実な増収増益で上半期から好調な業績を継続
2020.11.11

【常州(中国)10月28日】太陽光発電およびスマートエネルギーのトータルソリューションを提供する世界有数の企業Trina Solar Co. Ltd.((SH証券コード:688599)以下「トリナ・ソーラー」または「同社」)は、22020年第3四半期の業績報告において、収入、利益がともに着実に増加したことにより上半期からの好調な業績が継続していることを発表しました。トリナ・ソーラーの実現利益は、」第1~3期においては199.3億人民元で前年比18.66%増、第3四半期では73.8億人民元を達成したことを報告しました。株主の配当は、前年比118.94%増となる実現純利益8億320万人民元となりました。

トリナ・ソーラーの会長兼最高経営責任者である高紀凡(Jifan Gao)は、「今年は年明けから太陽光発電業界は様々な課題と多大な市場混乱に直面してきました。トリナ・ソーラーのすべての社員が、厳格なお客様第一主義の取り組みを軸に、お客様のために価値を創造するというコミットメントの下で団結しています。市場の洞察から戦略的調整、お客様からのフィードバックの反映に至るまで、より迅速でより効率的に遂行し、業績を大幅に向上させていますので、トリナ・ソーラーの成長は引き続き堅調です。」と述べました。

 

急速な製品開発によるVertex(バーテックス)モジュールの世界的な受注2GWを記録

今年2月、トリナ・ソーラーは高出力モジュール500W Vertex (バーテックス)シリーズを発表し、その後わずか5か月で出力は500W+から600W+に向上しました。現在までに、主要なグローバル市場であるヨーロッパ、アジア太平洋、中南米、中東地域からのVertexモジュールの受注は2GWを超えています。中国国内では、中国トップクラスの電力開発事業者からの発注によるものです。トリナ・ソーラーは、さらに推し進めて、2020年末までには超高出力Vertexモジュールの総生産能力が約22GWとなることを見込み、2021年には最先端の210mm角セル向けの製造拠点の設立を予定しています。

トリナ・ソーラーの600W/550W高出力モジュール、バーテックスシリーズは、第三者認証機関であるテュフラインランド(TÜV Rheinland)の信頼性評価試験すべてに合格し、IEC 61215および IEC 61730に認定されています。製品の将来的な市場競争力をさらに高めるために、トリナ・ソーラーは、先日、テュフラインランドから世界初となるIEC 62941:2019太陽光発電モジュール製造品質システムの認証も取得しました。

 

海外からの大型受注、主要マーケットでの際立つ主導的地位

トリナ・ソーラーは、第3四半期の初めに、合計約1GWとなるプロジェクト契約に関して、世界最大のオルタナティブ資産運用会社のひとつであるTPGグループのライズファンドとの契約に署名しました。この契約には、スペイン、チリ、コロンビア、メキシコを中心に、ヨーロッパ、南米の太陽光発電プロジェクト35案件が含まれています。プロジェクトには約7億米ドルの価値があり、その20%ほどが2020年の収益となり、残りは2021年、2022年の収益となります。プロジェクトを1つのパッケージとして統合し一括販売するという革新を基盤としたビジネスモデルにより、トリナ・ソーラーの海外プロジェクト開発への参入が成功し、海外主要マーケットにおけるトリナ・  ソーラーの主導的立場を際立たせています。 

 

追尾式架台メーカー買収による、市場全体の競争力の向上

9月初旬、トリナ・ソーラーは、スペインの追尾式架台メーカーの残りの株式を取得し、中国の太陽光発電企業としては初めて海外の追尾式架台メーカーを買収しました。追尾式架台市場の継続的な拡大と普及率の高まりに伴い、トリナ・ソーラーは、お客様へのさらなる価値を生み出すために、自社の高出力モジュールと追尾式架台の調和的かつ最適な融合を引き続き追及していきます。

 

製造拠点が始動、超高性能モジュールの産業化を加速

トリナ・ソーラーは、江蘇省宿遷市と浙江省義烏市にある2つの生産拠点で、第3四半期初めに500W+高出力Vertexモジュールの正式な生産を同時に開始しました。4GWのモジュール生産第一段階は、7月29日に義烏市で始まり、第2段階として4GWの生産開始を控えています。また、トリナ・ソーラーは、「年間生産能力10GWの高効率太陽光発電モジュールおよび関連製品(10GW Annual Production Capacity High-Efficiency PV Module and PV Derivatives)」プロジェクトの構築に約25億人民元の投資を予定しており、生産が開始されると年間売上高は約135億人民元になると予測されます。

セル関連事業では、「10GW高効率210mm角大型太陽電池セル(10GW High-Efficiency 210mm Large-Size Solar Cells )」プロジェクトの構築に30億人民元近くの投資を見込んでいます。セルの生産能力は2021年末までには約26GWにまで達し、うち70%ほどを210mm角大型セルの生産が占める予定です。

今後もトリナ・ソーラーは、脱炭素時代の到来に向けて、人類に新たに貢献する一方で、変換効率を高め、コストを削減して太陽光発電産業のさらなる躍進を成し遂げるために、新たな設備、新たな技術、新たなプロセスに関してパートナーの皆様と協力しつつ、ここからさらなる拡大を続けていきます。