トリナ・ソーラー 405W+Vertex Sモジュールシリーズを発表
2023年に年間生産能力15GW予定
2020.11.05

小型・高性能Vertex Sシリーズにより住宅・商業施設市場向けラインアップを拡充

 

【常州(中国)11月3日】太陽光発電およびスマートエネルギーのトータルソリューションを提供する世界有数の企業Trina Solar Co. Ltd.(以下「トリナ・ソーラー」または「同社」)は、住宅・商業・工業施設市場向け高効率太陽電池モジュールの最新シリーズ「Vertex S」を発表しました。Vertex Sシリーズは出力を405W以上まで向上させることができるVertex技術プラットフォームが採用されています。Vertex Sシリーズは、分散型太陽光発電システム市場向けの汎用性の高いソリューションであり、住宅及び産業用途での様々なお客さまのニーズに対応可能なラインアップを準備しました。地上設置大規模発電所向けに既に発表したVertex技術プラットフォームを分散型太陽光発電システム市場向けに応用したVertex Sシリーズは、分散型太陽光発電システムのみならず太陽光発電業界全体における新たな超高出力時代の始まりを示しています。

分散型太陽光発電システム市場が増え続ける中、この市場動向に対応できる太陽光発電モジュール製品が早急に求められていました。トリナ・ソーラーの405W+Vertex Sシリーズは、既存の分散型太陽光発電システム向けモジュール要求品質に加え、出力(効率)、サイズ、重量、外観、施工性、耐荷重、信頼性、安全性などの特性を中心に性能を向上させました。

Vertex製品にこの新シリーズが加わり、トリナ・ソーラーは技術革新のリーダーシップにおいて次の一歩を踏み出しました。Vertex技術プラットフォームには、最先端の210mm角ウエハ、MBB(マルチバスバーデザイン)、ダメージレスカッティング(Non Destructive Cutting)、高密度実装技術などの要素技術が融合されています。この技術プラットフォームをVertex Sシリーズに採用することによって、現行製品と比較し出力を最大60Wpまたは17%の出力増加となる405Wp以上に高めることができます。モジュール変換効率も1%増加し、21%以上を実現しました。

トリナ・ソーラーは、Vertex Sシリーズによって、高性能と汎用性に優れた屋上設置のソリューションが提供可能となりました。この製品群は、住宅および産業用に市販されている既存の架台、オプティマイザ、およびパワーコンディショナとの適合性を考慮して設計されています。製品仕様は1754mm x 1096mm、重量21kgです。電気的特性は、市販パワーコンディショナの適応範囲に設定されています。Vertex Sシリーズは型式DE09、DE09.05、およびDE09.08の3型式で準備されています。これらの各モジュールは、屋上設置用として施工性の良い大きさ、軽さで設計されています。

更にVertex Sシリーズの製品保証は15年に延長され、より高い長期信頼性をお客さまに提供いたします。同時に、トリナ・ソーラーは、Vertex Sシリーズをより環境に優しい製品とする為に工場や生産設備の生産プロセスを改善し廃棄物の削減にも取り組みました。Vertex Sシリーズは、同等出力製品と比較し小型化を実現した為、1コンテナ辺りの出荷枚数を増加させる事が可能となり、輸送による炭素排出量の削減にも貢献いたします。さらに、この新しいモジュールシリーズは、リサイクル可能な木材パレットと梱包材にて供給されます。

トリナ・ソーラーは、Vertex Sシリーズは既存のセルサイズ158mm x 72mmの製品よりも汎用性が高く、158mm x 60mmおよび166mm x 60mmの製品よりも設置容量が高くなると試算しています。山東省済南市にある面積5.3m x 16.7mの傾斜屋根を例にとると、45枚のVertex Sシリーズの設置で、最大18Kwの設置容量を得ることができる計算になります。モジュール数はセルサイズ158mm x 72mm製品より40%多く、設置容量と発電量はセルサイズ158mm x 60mm の340W製品と比較して23%以上、166mm x 60mmの370W製品に比べると約9.5%多くなっています。

トリナ・ソーラーの会長兼最高経営責任者、高紀凡は、次のように述べています。「Vertex Sシリーズは、太陽光発電業界の長い発展の歴史の中の新たなマイルストーンを達成しました。この製品は、小型で超高出力、屋上設置に依る分散型電源システム市場のニーズに最適なモジュールです。弊社は地上設置の大規模発電所のお客様層にご評価いただいている210mm角セル技術を分散型電源市場向けに拡充しました。Vertexシリーズのモジュールは、発売から6か月足らずで、すでに2GW以上を世界各地のお客さまに出荷いたしました。その後、分散型太陽光発電事業者様、及びEPCのお客さまより住宅および商業施設市場向けの高出力モジュールを強く要望頂き、ようやくVertex Sシリーズの開発・商品化という形で応える事が実現しました。効率、出力、信頼性の限界を乗り越えていくのが市場のリーダーであるトリナ・ソーラーの宿命であると自負しています。」

 

▽トリナ・ソーラー(SH証券コード:688599)について

トリナ・ソーラーは、1997年に創立された太陽光発電およびスマートエネルギーのトータルソリューションの世界有数のプロバイダーです。同社は、太陽光発電関連製品の研究開発、製造および販売、太陽光発電所の開発、EPC、O&M、スマートマイクログリッド、マルチエネルギーシステムの開発および販売、ならびにエネルギークラウドプラットフォームの運営管理をおこなっています。2018年にトリナ・ソーラーはエネルギーのIoTブランドを立ち上げ、中国国内外のトップ企業や研究機関と共同で、Trina Energy IoT Industrial Development Allianceを設立し、New Energy IoT Industry Innovation Centerを設立しました。パートナーのみなさまと共にエネルギーIoTのエコシステムを構築し新エネルギーの IoTの革新的な基盤作りをするために全力で取り組んでいます。2020年6月に、トリナ・ソーラーは上海証券取引所科創板(Sci-Tech innovation board)でA株を新規発行し、「スター・マーケット」という名称でも知られる上海証券取引所科創板に上場した最初の太陽光発電関連製品・システム、および、スマートエネルギーの企業となりました。

詳細については、http://www.trinasolar.com/jpをご覧ください。

 

【本件に関するお問合せ】

トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社 プレス担当:春日(マーケティング)

TEL.03-3437-7000(受付時間:月~金 ※祝日を除く 9:00~18:00)