BOSコストを6.3%削減
DNV GLの報告書が、トリナ・ソーラーのVertex210mmセル採用モジュールのBOSコストとLCOEにおける優位性を明確に示す
2021.03.17

2021年2月、国際的に権威のある第三者認証機関DNV GLは、トリナ・ソーラーのVertex210mmセル採用モジュールのBOSコストとLCOEの第3次評価を実施しました。 評価は日本の青森県の事例で検証されました。Vertex 210mmセル採用モジュールと182mmセル採用モジュールを共に横置固定架台で設置した場合の両モジュールのBOSコストとLCOEを比較しました。 報告書によると、トリナ・ソーラーのVertex 210mmセル採用545W片面発電モジュールは、182mmセル採用 535W片面発電モジュールと比較して、BOSコストを最大6.3%、LCOEを5.8%削減でき、Vertex 210mmセル 600W片面発電モジュールも同様に、182mmセル 585Wモジュールに比べてBOSコストとLCOE(5.6%)を削減し、共に優位性のある発電量を実現することがわかりました。

評価実施場所:

評価が実施された青森県の場所、座標と実施条件は以下の通り:

現地のGHI全天日射量、DHI散乱日射量および周囲温度

 

DNV GLは、166mmセル採用450W片面発電モジュールを基準として、210mmセル採用Vertex 545W片面発電モジュールと182mmセル採用 535W片面発電モジュール、および210mmセル採用Vertex 600W片面発電モジュールと182mmセル採用 585W 片面発電モジュールを横置きに固定架台で設置し、BOSコストとLCOEを比較しました。この評価では、AC(交流)側の電力容量は同一のDC/AC過積載比率でAC10MW、一般的な4段横置き固定架台、主流のストリングインバータを用いて評価しました。また、 各モジュールの仕様がBOSコストとLCOEに与える影響を客観的に比較するために、気象データ、及び環境に依存する条件は固定すると共に建設コスト、系統連系(オングリッド)費用、保守・運営費、土地費用に於いては包括的かつ客観的なものとなるように、すべて現地コストに基づいて分析が実施されました。

発電所のパラメータ

 

評価結果:BOSコストが6.3%削減、LCOEは5.8%低減され、顧客価値の最大化を確認

1,500V電圧システムの発電所に於いてVertexモジュールの革新的な低電圧設計は、182mmセル採用モジュールでのストリング設計と比較しより多くモジュールを直列に接続する事が可能になります。Vertexモジュールでのストリング設計では1ストリングにつき8〜9枚多くモジュールを接続させることによって、モジュールストリングの数を大幅に削減することができ、その結果、固定架台で大幅なBOSコスト、及びLCOE削減の実現が可能となります。第一に、DCケーブルと架台に関連する材料費および人件費を減らすことができるため、初期投資を削減できます。 第二に、1枚辺りの出力が高い為、同じDC容量でのモジュール枚数が減る事により、建設がスピードアップする事に依る、総投資コストをさらに削減することが可能です。 最後に、優れた発電力により、VertexモジュールはLCOEを最小化し、お客様にとっての価値を最大化することができます。

今回の日本での評価事例によると、トリナ・ソーラーのVertex 210mmセル採用545W片面発電モジュールは、182mmセルの 535W片面発電モジュールと比較して、BOSコストを最大6.3%、LCOEを5.8%削減でき、Vertex 210mmセル600W片面発電モジュールも同様に、 182mmセル 585Wモジュールに比べてBOSコストとLCOE(5.6%)を削減可能という結果になりました。

概算費用比較

 

DNDNV GLに依る分析報告書では、トリナ・ソーラーのVertex210mmセル採用モジュールが多方面からコスト削減できることを示しています。

太陽光発電業業界に於いてグリッドパリティが実現される環境となった現在、トリナ・ソーラーによる継続的なコスト削減と高効率化の結果として、VertexシリーズはLCOEで際立った優位性を有している事が改めて実証されました。DNV GLは今回の分析前に2度、今年の1月と昨年12月にもトリナ・ソーラーのVertexモジュールを評価しました。

12月の評価では、1軸(1枚)追尾式架台に設置した545W両面発電両面ガラスVertexモジュールが比較対象モジュールの中で最も競争力のある3.5%の LCOE削減を実現し、BOSコストの面でも従来の166mmセル採用の450Wモジュールや182mmセル採用の535Wモジュールよりも大幅に優れていると報告がありました。 (https://mgr.trinasolar.com/jp/resources/newsroom/mon-02012021-1800 参照)

1月のDNV GLの評価では、縦置き1軸2枚設置(2P)追尾式架台に取り付けた 600W +Vertex両面発電両面ガラスモジュールのLCOEに関する優位性に焦点が当てられました。 報告書によると、トリナ・ソーラーのVertex 210mmセル採用両面発電両面ガラスモジュールは、166mmセルの両面発電両面ガラスモジュールと比較し、BOSコストを最大6.32%、LCOEを3.72%削減できると報告がありました。((https://mgr.trinasolar.com/jp/resources/newsroom/fri-12112020-2027参照)

今回DNV GLは3度目の分析ですが、トリナ・ソーラーのVertexモジュールがLCOEの低減化に繋がり、しいてはお客様への価値最大化に貢献するという検証結果を改めて確認する事が出来ました。

今後5年間で、トリナ・ソーラーは、太陽光発電、エネルギー貯蔵、水素エネルギー産業を含む、スマートエネルギーおよび分散型エネルギーソリューションの世界的リーダーとしてさらに前進するよう努めていきます。これにより、クリーンで低炭素で安全かつ効率的なエネルギーシステムの開発と、カーボンニュートラルの目標を達成するための再生可能エネルギーの開発に貢献し続けます。

原文の報告書、その他の情報については、VertexValue@trinasolar.com (English) または、 Japan@trinasolar.com までお問合せください。