39社が垣根を越えたアライアンス 出力600W超モジュールの開発を加速
- 20/09/11
- トリナ・ソーラー・ジャパン ニュース,太陽光発電関連ニュース・市場動向,環境に対する取組み,トリナ・ソーラーの事例・取組み紹介
2020年7月、太陽光発電に関連する39企業が集結し、「600W+太陽光発電オープンイノベーション・エコロジカルアライアンス」が発足した。
このアライアンスに参加したメンバーは、モジュールメーカーだけではない。シリコン・ウエハ・セル・トラッカー・パワーコンディショナ・素材・機器メーカーなど、太陽光発電業界のバリューチェーンにおける上流から下流まで、すべてにわたっている。
<アライアンス 参加メンバー39社>
• Arctech Solar Holding
• China Datang
• China Energy Engineering Group Heilongjiang Electric Power Design
• China General Certification Center
• Cybrid Technologies
• DB Schenker Logistics
• DNV GL Singapore
• East China Electric Power Design Institute of ChinaPower Engineering
• Flat Glass
• Hangzhou First Applied Material
• Huawei Technologies
• Huadian New Energy Technology Development of China Huadian Engineering
• Irico (Hefei) Photovoltaic
• JA Solar Holdings
• Jiangsu Huansheng Photovoltaic
• Kelongwei Automation Equipment
• Nextracker
• PowerChina Guizhou Engineering
• PowerChina Jiangxi Electric Power Construction
• Risen Energy
• S.C New Energy Technology
• Sineng Electric
• SMA Solar Technology
• SPIC (Beijing) New Energy Investment
• Sun Yat-sen University Solar Research Institute
• Sungrow Power Supply
• Suzhou Maxwell Technology
• Suzhou Run Sunshine Technology
• Tianjin Zhonghuan Semiconductor
• Trina Solar
• Triumph Science & Technology
• TÜV NORD
• TÜV Rheinland (China)
• TÜV Süd Certification and Testing (China)
• UL CCIC
• Wuxi Shangji Automation
• Xiaoniu Automation Equipment
• Xinyi Glass (Anhui)
• Yonz Technology (Changzhou)
トリナ・ソーラーをはじめ、ライバル関係にある世界大手のモジュールメーカー複数社や、トレンドとなっている210mm角ウエハを製造するメーカーなどが名を連ねている。
このアライアンスは、市場に見合った資源の相乗効果を生み出して、R&Dや生産といった主要なプロセスを統合することで、顧客により多くの価値をもたらし、太陽光発電産業の持続可能な開発を促進することを目的としたオープンイノベーションだ。
600W超時代のモジュール開発には、各企業が個別に努力するのではなく、エコシステムを確立することが重要となる。このプラットフォームに参加する企業は、ひとつのイノベーションチームの一員として互いに協力する。
たとえば、ガラスメーカーがR&Dと生産能力の改善を図ろうとする場合には、モジュールの設計や梱包方法、輸送ソリューションの設計にまで影響を与える。
また、モジュールメーカーが超高出力品の製造ラインを構築する場合には、シリコンの歩留まり向上やウエハの厚み、プロジェクト設計やロジスティクスなどに関する情報を統合し、複数のプロセスを改善する必要がある。
互いに協力するエコシステムを確立することによって、太陽光発電システム全体に関わる新たなソリューション開発を、より合理的、かつ迅速に進めることができるようになるのだ。
アライアンスのローンチイベントにおける一枚。
このアライアンス発足当日、トリナ・ソーラーは、Vertex(バーテックス)モジュールの最新モデルを発表した。今年2月にトリナがいち早く切り拓いた「500W超時代」をさらに推し進める第二世代の550W、600Wの高出力モデルだ。
新たに発表されたVertexシリーズ600Wモデル。
そして、2020年8月7日から10日にかけて上海で開催された国際的な太陽光発電とスマートエネルギーの会議&展示会「SNEC2020」では、出力660W、変換効率21.2%という超高出力の660Wモジュールもお披露目。同年第4四半期には、550Wシリーズの量産を開始する見込みだが、600W、660Wモデルについても、量産体制の実現に向けて開発が進められている。
SNECで出品された超高出力の660Wモデル。
SNEC2020のトリナ・ブースの模様は、こちらの動画で確認できる。
(字幕をオンにすれば日本語字幕を表示可能)
SNECでは、Vertexシリーズモジュールが、エネルギー業界の大手第三者テクニカルサービスプロバイダー「China General Certification Center」を通じて、厳しいテストと包括的な査定を通過したことも発表された。この認証は、モジュールストリングの高い出力における安全性、信頼性、および機能性が検証および確認されていることを示すもの。
これは、Vertexモジュールの4つの特長、①「高出力」②「高変換効率」③「高信頼性」④「優れた温度係数と低照射特性」のうち、①②について、その確かさを証明している。
「出力500W超時代」を切り拓いたVertexモジュールは、わずか半年で、「600W超」という新たなステージへ、太陽光業界を導いた。
そして「600W+太陽光発電オープンイノベーション・エコロジカルアライアンスによって、業界各社と手を取り合いながら、トリナはさらなる技術革新へと邁進してゆく。
これからの時代は企業として省エネ、創エネ、畜エネへの取り組みが求められます。グローバルのトップ企業トリナ・ソーラーの高品質で高パフォーマンスの製品の中から最適なパネルをお選びください。