石炭採掘陥没エリアの40MW水上太陽光発電システム

石炭採掘陥没エリアの40MW水上太陽光発電システム

中国、安徽省淮北市

発電事業用

2017年9月27日、本プロジェクトは、他に先駆けて、中国安徽省の淮北(わいほく Huaibei)地区で、同年に業界で初めて系統連系されたプロジェクトとなりました。同事業には3億2000万元が投じられ、地盤沈下により水没した淮北市濉渓(すいけい Suixi)郡南平町の炭鉱跡地である1500ヘクタールを超える水域が最大限に活用されています。プロジェクトには、12万枚以上のトリナ・ソーラー製両面ガラス太陽電池モジュールが使われており、そのうち、1万枚以上がPERC技術を駆使した高性能単結晶モジュールです。同発電所では、系統連系後25年余りで、稼働時間27,227時間、総発電量10億9,100万kWhが達成されると推定されています。

淮北地区のRenlou炭鉱跡地に設置された、この40MWの水上太陽光発電システムは、地域にクリーン電力を供給し、電力供給に占める再生可能エネルギーの割合を増加させるだけでなく、未利用の陥没地帯をリサイクル活用し、陥没によって自分の土地を失った地元住民の収入を増やすなど、地盤沈下地域に包括的な効果をもたらしています。同時に、このプロジェクトは、石炭支配都市の産業構造の調整を促し、政府の収入を増やし、PV関連産業の発展を促進すると見込まれています。