トリナ・ソーラーの大規模発電所推奨モデルVertex Nを採用した 京都福知山営農型太陽光発電プロジェクトが始動
2024.07.23

太陽光エネルギー分野におけるイノベーションで世界をリードするトリナ・ソーラーTrina Solar Co., Ltd.(SH:688599)(以下「トリナ・ソーラー」または「同社」)は、2024 年 6 月 28 日(火)にトリナ・ソーラー・ジャパン・エナジー株式会社(TSJE)とともに、Vertex Nを採用した京都府福知山市での2.34MWpという大規模な営農型太陽光発電プロジェクトの商業運転(COD)を開始いたしました。

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本プロジェクトにはトリナ・ソーラーが標準化を進めている210mm角ウェハ技術を搭載したTSM-690NEG21C.20モジュールを採用しています。本モジュールは高効率N型i-TOPCon(industrial Tunnel Oxide Passivation Contact)セルを搭載しており、高効率・高出力により初期コスト低減に貢献。両面発電・ダブルガラスモジュールといった特徴があり、大規模発電事業産業施設に推奨されています。LCOE(均等化発電原価)においてトップクラスの性能を誇っており、25年間の総発電量0.91%増加。また、本モジュールを採用した100MWの太陽光発電所での概算シミュレーションでは初期投資を1億860万円削減し、1W辺りの発電コストを2.08%低減することが可能です。このプロジェクトは年間で2700 MWhのクリーンエネルギーを生産し、年間1760トンの二酸化炭素排出削減に寄与します。

 

本太陽光発電所は日本における比較的大規模なソーラーシェアリングプロジェクトとして、同社の国際システムビジネスユニット(ISBU)にとって新たなマイルストーンです。 ソーラーシェアリングは、農地を有効に活用し、持続可能な土地利用を促進するために、同じ敷地で農作物の栽培と発電を両立させるものです。トリナ・ソーラーは、農業、林業、畜産、漁業など他の産業との連携による革新的な「PV+」モデルを実践し、持続可能な開発を推進しています。この太陽光発電モデルにより、太陽光発電と農業活動の調和した共存が実現されます。

トリナ・ソーラーは、新しい産業エコシステムを創造し、太陽光発電を中心としたスマートエネルギーソリューションの先駆けとして、電力システム改革の支援を行い、将来的なゼロカーボン世界の実現を目指してまいります。
 

■ソーラーシェアリングとは

ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)とは、田んぼや畑などの農地に支柱を立てて太陽光パネルを設置し、太陽光を「農業」と「発電」で共有する取り組みのことです。この取り組みには、自家発電で農業用電力をまかなうオンサイトと、発電した電力を電力会社に売電するオフサイトの両方のパターンがあります。自家発電(オンサイト)の場合、農業用電力をまかなうことができ、営農状況の改善・向上も期待されます。また、上部で太陽光発電を行いながら下部で農業を行うことで、農業収入と売電収入の両方を得ることができます。売電する場合(オフサイト)は、温室効果ガスの削減やエネルギー自給率の向上に寄与します。また、増加する荒廃農地や耕作放棄地の再開発、農業従事者の減少といった問題の解決手段としても注目を集めています。国を挙げてソーラーシェアリングの普及拡大が進められており、農業と再生可能エネルギーの両立を目指す取り組みとして、ますますその重要性が増しています。

▽ トリナ・ソーラー(SH 証券コード:688599 )について

トリナ・ソーラーは太陽光発電およびスマートエネルギーのトータルソリューションを提供するグローバルリーダーです。1997年に太陽光発電システムのインテグレーターとして設立されたトリナ・ソーラーは現在太陽光発電製品、太陽光発電システム、スマートエネルギーソリューションの3つの事業を世界170ヶ国以上において展開しています。トリナ・ソーラーは「新しい産業エコシステムを創造し、太陽光発電を中心としたスマートエネルギーソリューションの先駆けになる」という戦略目標を掲げ、電力システム改革を支援し、将来的なゼロカーボン世界の実現を目指しています。

日本においては、2010年にトリナ・ソーラー・ジャパンを設立してから、国内需要に合わせて最先端のフルライン製品を展開。パートナーの皆様と多数の実績を達成してきました。