670W超えモジュール112MWの出荷
2021.06.28

【中国・常州、2021年6月23日】 太陽光発電およびスマートエネルギーのトータルソリューションを提供する世界有数の企業Trina Solar Co., Ltd.(SH:688599) (以下「トリナ・ソーラー」または「同社」)は、6月16日にトリナ・ソーラーの210mmセル採用の670W Vertex超高出力モジュールを積んだトラックが、中国東部の江蘇省塩城市の工場を出発し、中国西部の青海省にあるダチャイダン(大柴旦 Dachaidan)太陽光発電所向けて出荷が開始されたことを発表しました。今回の出荷を皮切りに、8月末までにすべてのモジュールが納入される予定で、総出力は112MWとなります。

このモジュールは、完成すれば1,000MWの容量を持つ巨大施設となるダチャイダン太陽光発電のフェーズI 100MWの設置に使用される予定です。このプロジェクトでは、トリナ・ソーラーの670Wシリーズ超高出力モジュールのみが使用されます。

ツァイダム (Qaidam)の北端に位置するダチャイダンン地方は、平均標高が3,400mを超える広大な土地で、太陽光発電施設を建設するには最適な場所です。しかし、砂漠の中にある施設なので、発電所のオーナーは、大容量で信頼性の高いPVモジュールしか使いたくないと考えていました。そこで、競合製品も検討した後、最終的にオーナーが選んだの、今年発売されたトリナ・ソーラーの新シリーズの210mmせる採用670W Vertex(バーテックス) シリーズの超高出力モジュールです 同シリーズは、TUVの信頼性試験に合格し、IECのモジュール性能規格の認証を取得しています。さらに、既に量産も開始されています。既に大量生産されているということは、PV6.0の時代が既に訪れているとうことです。太陽光発電が系統電力と価格パリティ(同等の価格)に到達するにつれて、出力600W以上のモジュールが最適なソリューションになってきています。

トリナ・ソーラーの210mmセル採用 670W Vertexシリーズモジュールは、210mmシリーズの高度なダメージレスカッティング技術と高密度実装を継承した大規模な地上発電所に適した高出力、高効率、高信頼性、高発電容量の製品です。

このモジュールシリーズは、川上では、シリコンウエハやセルなどの非シリコンコストを低減し、川下では、架台や杭基礎、ケーブル、太陽光架台システムの人件費などを低減します。

競合他社の最高 レベルの585Wモジュールと比較して、670Wモジュールのストリングパワーは41%高く、LCOE(均等化発電原価)では2〜3%の削減を達成しています。主流の450Wモジュールと比較すると、670WはシステムのBOSコストを0.15~0.2元/W、LCOEを4~6%削減します。

青海省への100MW以上の670Wモジュールの出荷は、ほんの始まりに過ぎません。業界のパイオニアでありリーダーであるトリナ・ソーラーは、210mmモジュールを生産するスーパーファクトリーを、浙江省義烏市、江蘇省宿遷市、江蘇省塩城市、そしてベトナムなど世界に6ヶ所設置しています。塩城工場は、210mmモジュールの年間生産能力が5GWで、業界初の完全自動化生産工場であり、モジュラーデザインを採用し、社内で製造されない必要な部品はすべて現地で調達できるほか、業界最速となる1時間あたり約4,000枚のモジュールを溶接できる最新の溶接機を備えています。また、人工知能を活用した完全自動の外観検査装置を導入し、製品の欠陥を直接検出することで、検査効率と製品の歩留まりを大幅に向上させています。

トリナ・ソーラーの副社長であるCao Boは、「2021年末までにセルの総生産量が約35GW、モジュールの総生産量が約50GWに達することを十分に見込んでおり、そのうち210mmセルとモジュールがそれぞれ総生産量の70%以上を占めるようになる見込みです」と述べています。「多くの大規模プロジェクトの入札において、8割近くが高出力モジュールを要求しています。先日開催されたSNECでは、展示会に参加したモジュールメーカーの半数以上が、すでに210mmの製品を生産・提供していることがわかりました。今や太陽光発電所市場では、超高出力モジュールが主流の選択肢となり、 価格平価の時代の時代には当然の傾向と言えます。」