トリナ・ソーラー Vertex Super Factory
2020.12.24

2020年12月9日、トリナ・ソーラーは、業界の専門家、パートナー企業、お客様にトリナ・ソーラーのVertex Super Factory(バーデックスのスーパーファクトリー)の紹介のための発表会を行いました。 

トリナ・ソーラーは、このほど、中国江蘇省の宿遷市と塩城市、浙江省義烏市の3か所にVertexモジュール製造のためのスーパーファクトリーを建設しました。 2020年末までには、210mmモジュールの生産能力が22GWを超え、2021年にはさらに生産能力が拡張し、世界中で50GWを超えることが見込まれています。

210mmの業界アライアンスは成熟し、すでに多くのお客様に210mm各ウエハ採用製品は認知され、採用いただいております。 本日は、みなさまをトリナ・ソーラー210スーパーファクトリーツアーにご案内させていただきます。

 

1. スーパーファクトリー、スーパースピード

義烏市のVertexスーパーファクトリーの建設は急速に行われ、わずか112日でインフラ整備から製造設備の設置まで完成させました。 7月29日、同工場は第1段階として4GWモジュールの生産を開始しました。 同日には第2段階となる4GWモジュール生産の起工式も執り行われました。この工場は、210㎜サイズシのリコンウエハ、セル、モジュールの革新的な超高出力製品を製造する世界最初の工場です。これにより、業界を新たな高みへと導きながら、トリナ・ソーラーの歴史において重要なマイルストーンを打ち立てました。

「この工場建設の初期段階において、主要なプロジェクトチームは、細部に気を配りながら迅速に建設を進めるために、建設現場に入りました。装置、製造、処理を担当するチームは、最上級の品質と効率性によって建設の全工程に渡って一丸となって取り組みました。基礎工事から工場設営までに要したのは、業界の記録を塗り替えるたったの112日でした。」

義烏市の工場に加えて、トリナ・ソーラーは宿遷市にもVertexスーパーファクトリーを建設しました。 宿遷市の工場では、210mmセル採用モジュールの生産能力は12GWを有し、現在、第1、第2段階の生産が行われています。 一方、第3段階の生産に向けても急速に進展しています。 2020年末までに第3段階に向けた基礎工事を完了し、2021年の第1四半期に生産を開始する予定です。トリナ・ソーラーVertexスーパーファクトリーの国外建設に向けても準備中が進んでいます。

 

2. スーパーファクトリー、スーパーテクノロジー

Vertexスーパーファクトリーは、長年の研究開発によるトリナ・ソーラーの優れた高度なテクノロジーの結晶です。 これらの最先端の技術と製造技術は、中国の太陽光発電産業界で最も進んでいます。

モジュール技術に関して、トリナ・ソーラーのVertexシリーズモジュールは、ダメージレスカッティング技術(non-destructive cutting)、高密度実装技術、マルチバスバー技術(MBB)などの最先端技術を採用しており、発電力、効率性、信頼性の点で類似の製品よりも優れています。

 

低電圧、高ストリング出力設計

Vertex600W +、550Wシリーズモジュールは、低電圧と高ストリング出力を備えた革新的な設計を採用しています。この設計により、ストリング数を効果的に削減でき、架台構造、DCケーブル、ジャンクションボックス、その他の電気系統接続などに必要な機器を効果的に減らすことができるため、システムコストが抑えることができ、顧客の価値が高まります。また、自動バスバー実装装置は、高精度な位置決め・実装という機能を兼ね備えています。

 

ミリ単位精度のマルチバスバーテクノロジー

トリナ・ソーラーは、マルチバスバー(MBB)技術を研究開発し、実用化に成功した最初の中国企業です。 MBB技術採用のモジュールは、ミリ単位高精度での位置決め・溶接技術を用いています。

ラウンドワイヤーをバスバーに採用することで、ワイヤー周辺の光の反射を利用して光の取り込み率をさらに改善することができます。そのため、発電量は5BBモジュールと比較して5W以上増し、Vertexモジュールの変換効率は0.3%も向上しています。

 

 3. スーパーファクトリー、スーパーインテリジェント

高度なオートメーション機能と高効率な生産性

Vertexシリーズのスーパーファクトリーは、高度なインテリジェント施設です。トリナ・ソーラーは、Vertexモジュールを完全自動化された設備で製造しています。最新溶接装置は業界最速の4000溶接/時を実現しています。ラミネーターも生産速度、消費電力という観点から最先端の装置を採用しました。Vertexスーパーファクトリーは、人工知能を搭載した自動目視検査装置を使い、製品の欠陥を直接検知し、検査効率と生産量を効果的に高めることができます。

これまでの製造工場と比べ、完全自動化された工場では、作業員の人数を1GWあたり約25%削減できます。これは、現在稼働している166mmまた158mmサイズのモジュール生産工場と比較して、人件費など関連コストの大幅な削減につながります。

高度なAIを採用した最先端のVertexスーパーファクトリーの生産効率は向上し続けており、高品質な製品の生産を確保し、生産資源を最大限活用しながら、高い検査効率と生産量で業界をリードしています。 さらに、210mmモジュールの超高出力の特性により、製造ラインの生産効率が大幅に向上します

 

600W+時代のスマート工場の情報をお客様と共有

「トリナ・ソーラーは既にスマートファクトリーとスマート生産データセンターの両方を所有しています。すべての生産工場における生産状況の管理、注文の追跡、お客様の注文完了など、データはさまざまな場面で役立ち、また、データは社内および離れたお客様ともリアルタイムで共有することができるため、トリナ・ソーラーのお客様は、いつでもどこでも商品の生産状況と重要な情報を入手することが可能です。」とトリナ・ソーラーの義烏工場長のYang Xiajunは述べています。

トリナ・ソーラーは、常に顧客価値に重点を置いています。先進的な技術により、より高い発電効率と質の高い製品体験を通じて最も費用効果の高い製品をお客様に提供します。トリナ・ソーラーのスーパーファクトリーは、太陽光発電産業の改革スピードと効率を大幅に進展させ、600W超の超高出力モジュールの製品化を促進し、中国の太陽光発電業界を推し進め、世界を再びリードしました。

トリナ・ソーラーは、出力600W以上の太陽光発電のためのオープンイノベーションエコシステム同盟(600W+Photovoltaic Open Innovation Ecological Alliance)の一員として、新たな太陽光発電時代の最前線に立っています。 スーパーファクトリー、スーパーイノベーション、スーパーレボリューションを通じて、常に顧客価値を真摯に受け止め、太陽光発電業界の持続可能な発展を推進し、業界をグリーンな未来へと導きます。